海外から学ぶメイク術

外国のメイク術

私は以前は各種アイテムをフルに使ったばっちりメイクを毎日欠かさずしていました。現在は極力ナチュラルに見えるように、省く部分は省いて毎朝の準備の負担も軽減しています。
方向転換するきっかけになったのはヨーロッパ旅行でした。長期の日程でイタリア、ドイツ、フランスを回って土地の人との交流なども楽しんだ後に日本に帰国しました。長時間のフライトは肌の負担になるので飛行機内でメイクを落とし、スキンケアをしてすっぴんのまま空港に降り立ちました。
歯磨きをしようと思って空港のトイレに入った時に、日本人の若い女性が3人ほど鏡に張り付くようにしてメイクをしているのを目撃しました。ヨーロッパのカジュアルビューティーな女性を毎日たくさん目にしていた私には、必死にメイクを施している日本女性3人がひどく滑稽に映りました。スタイル、ファッション、顔、どれをとっても日本が完敗だと思いました。そういう私はすっぴんにジャージ姿だったわけですが。
もちろん、一概にそう言ってしまうのが良くないのはわかっていますが、目を不自然にもったり、派手なラメを振りまいたりする日本のメイクは、女性本来の美しさを全然引き立たせていないように思えて仕方ありません。ヨーロッパの女性たちはほとんどノーメイクでシャツとジーンズをさらりと着こなすだけであんなにも格好いいのです。
それ以来私はメイクにしろ服装にしろ、素材としての自分が負けてしまわないものを選ぶようになりました。シャドウの色を選ぶ基準はオシャレうんぬんではなく、私の顔がその色によってどう見えるかという点に変わりました。アイラインをどう入れればこの目の形がナチュラルな範囲内で魅力的に見えるか、全体の仕上がりは不自然ではないか、そういう着眼点に変わると、今までいかに無駄な作業に時間を費やしていたかがわかるようになりました。元から形のいい眉はいじる必要はなく、濃い色のアイシャドウは老けて見えるだけでした。
今はナチュラルメイクで自分の顔を好きだと思えています。